LoRa通信について(技術的なご質問)
本ページでは、お客様から多く寄せられているお問い合わせの中からよくあるご質問を掲載しています。
LoRa通信を利用した通話はできますか?
LoRa通信は、通信速度が遅く、連続通信できない為、リアルタイム処理はLoRaには不向きです。
プライベートLoRaを使用した場合、近隣の他のLoRa通信の影響を受けませんか?
LoRaに関わらず、他社製を含む全ての920MHz帯無線機器の影響を受ける可能性があります。
無線チャンネルを変更して下さい。
LoRa(LoRaWAN)では何Km通信できますか?
LoRaで通信できる距離は、様々な要因により大きく変動します。
変動する要因として、
・通信環境状況(無線障害となる物の影響)
・設置環境
・LoRa設定(帯域幅/拡散率)
等があります。
一例ですが、市街地(無線障害になるビル等あり)でゲートウェイをビルの屋上に設置した場合(帯域幅:125kHz、拡散率:10)、半径2km~3km程度の通信が可能です。
LoRa通信について免許は必要ですか?また、技適認証についてはどの様になりますか?
LoRaモジュール及び製品は、特定小電力無線となり免許無しで使用できます。
また、モジュール及び製品は工事設計認証(技適)取得済みで、申請の必要はありません。
ただし、これは日本国内限定のことで、海外については電波法の対応は無く違法となります。
LoRa通信を行う場合、どのくらいのRSSI値なら信頼性が高いと言えますか?
ES920LRの受信感度(RSSI値)は、チップ内部処理となるため±3dBm程度の誤差が生じる事もあります。
例)BW125KHz、SF10の設定時:-132dBm程度が限界値
実運用時には、限界値+10dBm程度で運用して下さい。(-122dBm程度)