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LoRaとは

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LoRa は LPWA (Low Power Wide Area) の一種で、米国のSEMTECH 社が策定した無線通信方式です。
無線変調にチャープ・スペクトラム拡散を使用することで微弱な信号でも通信ができ、低消費電力で長距離通信が可能です。

通信距離

通信距離は、見通しの良い環境であれば数10km程度、市街地レベルでも数km程度の通信が可能です。
通信距離はアンテナの設置場所、障害物の有無等使用環境によって大きく変動します。

フロアノイズを下回る微弱な電波であっても受信が可能です。(最小受信レベル:-142dBm)
例えばマンホールなど、他の通信方式では通信が困難な場所での通信も実現可能です。

通信距離の調整が可能

LoRaは、帯域幅(BW)と拡散率(SF)の設定により伝送速度と通信距離を変動させる事が可能です。
伝送速度と通信距離はトレードオフの関係になり、IoTアプリケーション毎に最適な設定を行う事により、様々なシチュエーションでの使用が可能となります。

低消費電力

デバイス側に求められる電池駆動で長期稼働を実現させる低消費電力化が可能です。
デバイス側は、通常スリープ動作にて最小限の消費電力化を行い、必要なタイミングでセンシングや入力を行い無線部を起動させ送信させる事により、単4電池2本で10年以上の稼働も可能となります。

免許が不要

国内では920MHz帯周波数を使用(429MHz帯も可)し特定小電力無線局のため、免許の取得が不要です。

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