無線モジュール(製品に関するご質問)
本ページでは、お客様から多く寄せられているお問い合わせの中からよくあるご質問を掲載しています。
ターミナルソフトウェアから制御したいのですがコマンドの入力ができません。
ターミナルソフトウェアの設定で送信改行コードがCR+LFとなっている事を確認して下さい。
ホストマイコンからSPIやI2Cで制御する事はできますか?
標準のファームウェアはホストマイコンとの通信インタフェースとしてUARTのみが使用可能となっています。ホストマイコンとSPIやI2Cで通信する場合はファームウェアのカスタム開発が必要になります。
Coordinator(親機)とEndDevice(子機)の機能的な違いはありますか?
プライベートLoRaの場合、EndDeviceはSleepできますが、CoordinatorはSleepできません。
その他の機能的な違いはありません。
送信先ノードネットワークアドレスをFFFF(ブロードキャスト)で送信した場合、リトライ送信は行えますか?
ブロードキャスト時はACKが無い為、リトライ送信を行えません。
送信先への到達確認が必要な場合は、アプリケーション側で到達確認メッセージを送受信するようにして下さい。
連続送信はできますか?
ARIB STD-T108の規定がある為連続送信はできません。
24ch(EASEL 1ch)~38ch(EASEL 15ch)では、キャリアセンス=5ms、送信時間制限=4秒、送信休止時間=50msの規定となっています。
LoRaモジュールが搭載された親機は、何台の子機と通信が可能でしょうか。 また、同じチャンネルの設定が必要でしょうか。
子機の接続台数は、帯域幅、拡散率、データ長、通信頻度よって異なります。
条件詳細が分かれば試算が可能ですので問合せフォームからお問い合わせ下さい。
また、親機と子機のLoRaモジュールは同じチャンネル設定を行う必要があります。
但し、弊社のゲートウェイ製品は複数のLoRaモジュールを搭載しているため、子機をチャンネル別のグループに分け通信させる事が可能です。
・ES920GWX3:LoRaモジュール×2搭載
製品情報 プライベートLoRaゲートウェイ ES920GWX3
⇒ 例)ES920GWX3のLoRa設定をそれぞれ違うチャンネルに設定: 1ch/5ch
子機グループ①:1ch、子機グループ②:5ch
・ES920GWX2:LoRaモジュール×4搭載
製品情報 プライベートLoRaゲートウェイ ES920GWX2
⇒ 例)ES920GWX2のLoRa設定をそれぞれ違うチャンネルに設定: 1ch/5ch/10ch/15ch
子機グループ①:1ch、子機グループ②:5ch、子機グループ③:10ch、子機グループ④:15ch
RoHS/RoHS2に対応していますか?
RoHS/RoHS2に対応しています。
ファームウェアは書き込まれた状態で出荷されますか?
全てのモジュールはコマンド仕様ソフトウェアを書き込んだ状態で出荷しています。
ES920LR3の場合はプライベートLoRa版が書き込まれていますので、LoRaWAN版をご希望の場合はご注文時に指定して下さい。
カスタムソフトウェアの書き込みは有償にて承っております。
モジュールが無応答となってしまいました。
過去に半田ごてからのリーク電圧によってモジュールが破損した事例があります。
また、静電気等によりモジュールが破損した可能性もあります。半田ごてに関しては、セラミック素材であってもヒーターの劣化等により、リーク電圧が高くなることがあります。弊社では、より安全なアース接地付き半田ごてを推奨しています。
モジュールの電源がない状態でUARTに3.3Vが入力されても問題ないですか?
モジュールの電源がOFFの状態で全てのIOピンに電圧を印可しないで下さい。モジュール破損の原因となります。
マルチホップの通信はできますか?
スター型ネットワークを推奨しています。
LoRaの低速通信でマルチホップを行うとトラフィックへの影響が大きく、通信衝突により通信が行えなくなる状況が多発し、運用時のメンテナンスが困難となることが懸念されます。
また、中継機には常時電源(AC等)が必要となります。
ただし、子機ノードから最適な中継機を探す仕様ではなく、不感場所に中継機を設置し通信経路を固定するという条件でのマルチホップであれば、実運用も可能です。
バイナリデータを送信することはできますか?
formatコマンドにてASCIIとBINARYの切り替えができます。
コマンド詳細またはデータ・フォーマットに関しては、各コマンド仕様ソフトウェア説明書を参照して下さい。
ARIB STD-T108で規定される送信休止時間についてモジュール内部で制限が掛かる仕組みになっていますか?
ARIB STD-T108で規定される送信休止時間についてはモジュールのソフトウェアで制限をかけてありますので、ユーザー側で考慮する必要はありません。送信休止時間の間に送信しようとすると送信中エラーとなります。Processor モードでの送信結果出力(“OK”)は休止時間経過後になりますので、このメッセージ出力後は次のデータ送信が可能です。
通信の暗号化には対応していますか?
AES128 による共通鍵暗号化に対応しています。
コマンド詳細に関しては、各コマンド仕様ソフトウェア説明書を参照して下さい。
半田温度条件を教えて下さい。
温度プロファイルを提供致します。
お手数ですがお問い合わせフォームから資料をご請求下さい。
ACK受信の設定がONの場合、ユーザーデータを送信する際に何回 ACKを受信しますか? ACKはどのタイミングで受信しますか?
ACKは送信後に1回受信します。リトライ回数の設定に依りますが、 受信回数は、(送信+ACK受信1回)×リトライ回数になります。
ワイヤーアンテナタイプを持っていますが、外付けアンテナタイプへ変更する方法があれば、教えてください。
モジュールの上部にあるコンデンサーの位置を右から左に付け替えていただけましたら
外付けアンテナにすることは可能です。
資料をご参照ください。
アンテナ切り替え_ES920LR3
アンテナ切り替え_ES920LR/ES920LR2
ES920LR3とES920LR3A1の違いを教えてください。
ES920LR3A1とES920LR3の違いは以下の通りです。
ES920LR3は外付けアンテナタイプで、別途外付けアンテナと同軸ケーブルが必要となります。
ES920LR3A1はワイヤーアンテナタイプで、ワイヤーアンテナは付属となります。
比較表をご参照ください。
モジュール比較表
ES920LR2とES920LR3の違いは何でしょうか。
ES920LR3が最新版となり、RF部とMCU部が1チップとなった STM32WLを搭載しています。
無線性能、消費電力は、ほぼ同じで、ES920LR2とES920LR3との通信は可能です。
ES920LR3の方が形状が小さく、価格も廉価となります。
比較表をご参照ください。
モジュール比較表
ES920LR3の外付けアンテナタイプでES920LR2Bようなリードタイプはありませんか。
ES20LR3は表面実装タイプのみとなります。
実装評価ボードは、外付けアンテナタイプのES20LR3EB、ワイヤーアンテナタイプのES20LR3A1EB
開発/評価キットは、外付けアンテナタイプのES20LR3SDK1、ワイヤーアンテナタイプのES20LR3SDK2
のご用意があります。
比較表をご参照ください。
モジュール比較表
送信時間の計算式を教えてください。
送信時間は下記シートで計算可能です。
LoRa 通信時間計算シート
※RSSI付加設定/BINARYモード設定は送信時間に影響しません。