IoTアプリケーション
EASELでは、様々なIoTアプリケーションを開発・提供しております。IoTには、無線が必須であり、重要なカギです。
無線技術を駆使し、よりスムーズで豊かな社会を実現するため、様々な分野でのIoTに貢献します。
様々な分野において、難しいと思っていることや困っていることを、EASELの無線技術を使ったIoTアプリケーションで解決できます。
ぜひ一度ご相談ください。
◎病院IoTアプリケーション
【背景】
BLE(Bluetooth Low Energy)は、低消費電力かつ近距離での通信に優れ、医療施設内での患者や医療機器の位置追跡、データ収集に広く用いられるようになっています。しかし、BLEは通信距離が10メートル程度と短く、広範囲にわたる通信や建物内でのフロアをまたいだデータ通信には、制約があるのが現状です。
この制約を克服するために、LoRa(Long Range)通信を併用することで、より広範囲な通信網の構築を目指します。
【解決案】
BLEの短距離・高精度の利点をいかしつつ、LoRa通信の長距離・広範囲の特性を組み合わせることにより、病院全体の環境監視や情報共有のための効果的な通信ネットワークを構築可能となり、病院内での患者管理や医療機器管理、環境モニタリングの効率化が期待できます。これにより、通信範囲を拡大しつつコストを抑え、安全で快適な病院環境を提供できる次世代のインフラ構築を目指します。
システム構成-LoRaとBLEによる広域ネットワーク構成
双方の技術の特性を活かした、効率的かつ柔軟なハイブリッド通信により低消費電力、長距離通信、高速データ転送を実現し、多様なアプリケーションに対応できます。
次のような場面で、アプリケーションを活用できます。
- 医療機器の位置検知や稼働状況の把握
病院内の各経路にハイブリッドルーターを配置し、BLEタグ付きの医療機器をBLE通信で位置検知できるようになります。LoRa通信と組み合わせて広範囲での情報集約が可能となります。倉庫(ME室)からの入出庫履歴により稼働時間の管理も可能です。
➡バーコードでの管理が不要。医療機器が見つからず探し回ることがなくなります。
- 測定データを一括でナースステーション等に集約
BLEが搭載された体温計、血圧計、パルスオキシメータ―を使用。
LoRa通信でナースステーション等に各測定データを集約できます。
➡スタッフの工数削減でき、業務効率がUPします。 - 環境モニタリング
遠隔で簡単に、各病室の温度やCO2データ等の環境データの管理ができます。
➡各病室のデータをモニタリング可能です。最適な環境が確保でき、環境データ異常時には、素早い注意喚起ができます。 - 患者ロケーション追跡、離棟検知
各出口前等にハイブリッドルーターを配置することにより、患者が誤って病棟外に出た場合、アラートが出て離棟防止につながります。
➡患者の行方不明事前対策、離棟防止策となります。
医療機器位置検知システム MEVI
医療機器の位置を可視化することで、業務効率改善と徹底した資産管理を実現できるシステムです。
実際に医療現場では、「どこにあるかわからない」「医療機器を探すことが面倒」「医療機器の適正台数がわからない」「医療機器位置検知システムを導入したいけどコストが高い」といった声があり、これらの問題はMEVIで解決できます。MEVIでは、院内にある医療機器の場所をタブレットですぐに確認できます。
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