よくあるご質問

ES920LR(製品に関するご質問)

本ページでは、お客様から多く寄せられているお問い合わせの中からよくあるご質問を掲載しています。

ES920LRSDKに同梱されているソースコードをIAR社のEWARMでビルドしたところ、ビルドエラーが発生しました。 どのように対応したら良いですか?

EWARM 8.0以降で発生するエラーです。
__set_MSP
__get_LR
__get_PC
の3つをそれぞれプロジェクト内から検索し、使用箇所をすべてリネームして下さい。
例えば下記のように末尾に任意の文字を追加した後、リビルドして下さい。
__set_MSPl
__get_LRl
__get_PCI

ES920LRが無応答となってしまいました。

過去に半田ごてからのリーク電圧によってモジュールが破損した事例があります。
また、静電気等によりモジュールが破損した可能性もあります。半田ごてに関しては、セラミック素材であってもヒーターの劣化等により、リーク電圧が高くなることがあります。弊社では、より安全なアース接地付き半田ごてを推奨しています。

モジュールの電源がない状態でUARTに3.3Vが入力されても問題ないですか?

モジュールの電源がOFFの状態で全てのIOピンに電圧を印可しないで下さい。モジュール破損の原因となります。

マルチホップの通信はできますか?

スター型ネットワークを推奨しています。
LoRaの低速通信でマルチホップを行うとトラフィックへの影響が大きく、通信衝突により通信が行えなくなる状況が多発し、運用時のメンテナンスが困難となることが懸念されます。
また、中継機には常時電源(AC等)が必要となります。
ただし、子機ノードから最適な中継機を探す仕様ではなく、不感場所に中継機を設置し通信経路を固定するという条件でのマルチホップであれば、実運用も可能です。

バイナリデータを送信することはできますか?

ファームウェアバージョン 1.10 以降で対応しています。
formatコマンドにてASCIIとBINARYの切り替えができます。
コマンド詳細またはデータ・フォーマットに関しては、ES920LRコマンド仕様ソフトウェア説明書を参照して下さい。

ARIB STD-T108で規定される送信休止時間(50msec)についてモジュール内部で制限が掛かる仕組みになっていますか?

ARIB STD-T108で規定される送信休止時間(50msec)についてはモジュールのソフトウェアで制限をかけてありますので、ユーザー側で考慮する必要はありません。送信休止時間の間に送信しようとすると送信中エラーとなります。Processor モードでの送信結果出力(“OK”)は休止時間経過後になりますので、このメッセージ出力後は次のデータ送信が可能です。

通信の暗号化には対応していますか?

ファームウェアバージョン 1.20 以降でAES128 による共通鍵暗号化に対応しています。
コマンド詳細に関しては、ES920LRコマンド仕様ソフトウェア説明書を参照して下さい。

通話はできますか?

通話に対応はしていません。通信速度が遅く、連続通信できない為、リアルタイム処理はLoRaには不向きです。

半田温度条件を教えて下さい。

温度プロファイルを提供致します。
お手数ですがお問い合わせフォームから資料をご請求下さい。

プライベートLoRaを使用した場合、近隣の他のLoRa通信の影響を受けませんか?

LoRaに関わらず、他社製を含む全ての920MHz帯無線機器の影響を受ける可能性があります。
無線チャンネルを変更して下さい。

ACK受信の設定がONの場合、ユーザーデータを送信する際に何回 ACKを受信しますか? ACKはどのタイミングで受信しますか?

ACKは送信後に1回受信します。リトライ回数の設定に依りますが、 受信回数は、(送信+ACK受信1回)×リトライ回数になります。

購入したES920LRのファームウェアをプライベートLoRaからLoRaWANに書き換えたいのですが、有償になりますか?

無償で対応致します。
お客様の環境でファームウェアの書き換えが可能であれば、実行ファイルをメールにてお送りします。LoRaWANの場合、DevEUIと呼ばれるデバイス固有のIDを振る必要がある為、個別対応とさせて頂いております。