ES920/ES920LR(製品に関するご質問)
本ページでは、お客様から多く寄せられているお問い合わせの中からよくあるご質問を掲載しています。
ターミナルソフトウェアから制御したいのですがコマンドの入力ができません。
ターミナルソフトウェアの設定で送信改行コードがCR+LFとなっている事を確認して下さい。
ホストマイコンから電源・リセット制御する場合、ウェイトは必要ですか?
電源投入後・リセット解除後はブートローダーが起動するため2秒のウェイトを入れて下さい。
正常に起動するとモジュールからCR+LFが出力されます。
また、スリープからの復帰の場合は、5ミリ秒のウェイトを入れて下さい。スリープからの復帰の場合はCR+LFは出力されません。
ホストマイコンからSPIで制御する事はできますか?
標準のファームウェアはホストマイコンとの通信インタフェースとしてUARTのみが使用可能となっています。ホストマイコンとSPIで通信する場合はファームウェアのカスタム開発が必要になります。
Coordinator(親機)とEndDevice(子機)の機能的な違いはありますか?
プライベートLoRaの場合、EndDeviceはSleepできますが、CoordinatorはSleepできません。
その他の機能的な違いはありません。
送信先ノードネットワークアドレスをFFFF(ブロードキャスト)で送信した場合、リトライ送信は行えますか?
ブロードキャスト時はACKが無い為、リトライ送信を行えません。
送信先への到達確認が必要な場合は、アプリケーション側で到達確認メッセージを送受信するようにして下さい。
連続送信はできますか?
ARIB STD-T108の規定がある為連続送信はできません。
24ch(EASEL 1ch)~38ch(EASEL 15ch)では、キャリアセンス=5ms、送信時間制限=4秒、送信休止時間=50msの規定となっています。
1台の親機で複数台の子機のデータを受信することはできますか?
親1対子Nの接続は可能です。
接続可能な子機の台数は、送信データ長、送信間隔等に依存します。
RoHS/RoHS2に対応していますか?
RoHS/RoHS2に対応しています。
ファームウェアは書き込まれた状態で出荷されますか?
全てのモジュールはコマンド仕様ソフトウェアを書き込んだ状態で出荷しています。
ES920LRの場合はプライベートLoRa版が書き込まれていますので、LoRaWAN版をご希望の場合はご注文時に指定して下さい。
長距離送信が目的ということを考えるとES920でも良いかと思いますが問題はありますか?
ES920(GFSK)とES920LR(LoRa)の通信距離を比較すると設定にもよりますが、イメージとして10倍程度の違いがあります。(受信感度として最大35dB程度)
使用条件によりますが、通信経路に障害物(建物等)がある場合にはES920LRを推奨しています。
海外でも使用できますか?
日本国内販売限定となっています。海外では、日本国内と違う周波数であったり、細かなレギュレーション等が異なります。
また、各国毎の認証も必要であるため、そのままでは使用できません。
但し、ある規模以上のプロジェクトの場合、海外対応を検討する事は可能ですので、その際は別途お問合せ下さい。